IP分散サーバーはIP分散よりサーバーが分散していることがポイント!

数年前にGoogleがIPが同じサーバーにある複数のサイトからリンクを送っても効果がないよ的な話が出てきたため、SEOをする人たちはIPを分散させようと、たくさんサーバーを借りようとしたのだが、これがなかなか大変で、だったらIP分散したサーバーを貸してあげるよという会社が登場してきた。それがIP分散サーバーだ。

2019年現在のSEOでIP分散してまで自作自演サイトを運営する必要性があるかどうかは微妙ではある。

将来的にはまた必要な時が来る可能性はなくはないが、AIが本格的に動き出してきた印象のあるGoogleのSEOとしてIP分散が必要かはやや疑問が残る

それでもリンクというのは未だにSEO上重要な要素で、且つGoogle SEOの本質に近いと思われることもあり、サイトを量産してリンクを送るという旧来のSEOをやっている人は決して少なくない。

サイトを沢山作る以上、自ずとレンタルサーバーは沢山必要となり、沢山のレンタルサーバーを借りるのならIPは分散していないよりしている方がいいに決まっている。

加えて、そもそもレンタルサーバーをたくさん借りるのは面倒だ。管理画面もレンタルサーバー毎に異なっているのが普通だから「このサーバーはどうだっけ?」なんてことはよくある話だ。管理画面程度なら何とかなるが、サーバーの細かな設定がおのおの違う為、それを逐一覚えておかないといけない。

もちろん、支払などの問題もあり、とにかく沢山のサーバーを借りるという行為はとても面倒臭い。

ところが、IP分散サーバーなら、当たり前だが管理画面もサーバーの設定も基本的には全て同じだ。支払も一度で済む。それでいてIPは分散してくれているし物理的なサーバーも分散している。

物理的に分散していない場合は、そのサーバーが落ちると全サイトが落ちるということになるわけだが、その点においてもIP分散サーバーと言うのはメリットがあるのだ。

だからこそ、IP分散の有無はともかくとしてIP分散サーバーを借りるという選択は決して間違っていない

IP分散サーバー比較のポイント!

ところでIP分散サーバーだが、当初は海外のサーバーを使用したレンタルサーバーしかなかったのだが、最近は国内にあるサーバーでIP分散しているというレンタルサーバーが増えた。

ただ、残念ながら、少々割高だ。

100IPであれば@600~700円程度となる感じで、マルチドメインではなくてシングルドメインであればこの半額程度にまで下がるが、シングルドメインに対応している国内のIP分散サーバーとなるとかなり選択肢が減る。国内IP分散サーバーは、ほとんどがマルチドメイン対応となっているのだ。

IP分散サーバーは、全てのIP分散サーバーじゃないかと思うが、クラスC以上での分散をしている。

ところで、このクラスC以上のIP分散だが、これを別々のサーバーを借りて実現するとなると,かなりのコストがかかる。一般的に安価なレンタルサーバーはクラスCが似通っていることが多いのだ、

たとえば、さくらインターネットのさくらのレンタルサーバーの場合1ヶ月に1契約をすると大体IPが変わる。

しかしながら、クラスCで見ると同じケースがチラホラある。

また、他のレンタルサーバーもさくらインターネットのサーバーを使ってたり、たいていはどこかのレンタルサーバーの又貸しをしており、もともとIP自体が分散されていない。

従ってどうしても月額1,000円以上のサーバーも借りていかないとIP分散しきれないことになる。クラスC以上の100IPというのはコストを考えるとなかなか難しいのだ。従ってレンタルサーバーを沢山借りるくらいならIP分散サーバーを借りた方が安いのだ。

ところがIP分散サーバーにもいくつか問題があり、その代表格がネームサーバーが同じというところだ。ネームサーバーが同じだとIPがいくら分散していてもすぐばれるじゃん!という感じなのだ。

実際問題としてそこまではGoogleも見ていないといわれることが多いが、別に見ていてもおかしくはない。

例えばABCサーバーだと10IP程度ごとにネームサーバーが変わるのだが、変わると言ってもサブドメインが変わるだけなので、同じと言っても過言では無い。

ネームサーバーの分散まで対応しているIP分散となると、知名度の高いところだと123世界分散サーバーがある。このレンタルサーバーは完全に分散されている。

海外のIP分散サーバーにしても同じような感じだ。また、海外のIP分散サーバーなどの場合は、もう一つリスクがありIP丸ごとごっそりインデックス削除ということが時々起こる。要するにそのサーバーに入ってるドメインが全てスパム扱いされるということだ。

これは、なかなか厳しい問題で、また、気づきにくい。定期的に調べない限りなかなか気がつかないのだ。

このようなリスクを背負っても、できるだけ安くIP分散したいという方にはおすすめする。

ちなみに筆者もいくつか借りてきたが、国内サーバーは比較的安定はしているが、それでも普通のレンタルサーバーと比較すると落ちるケースが多いように感じた。

FTPのアクセスなども繋がらないことは多々ある。海外のサーバーの場合は毎日どこかは落ちてると思った方がいいだろう。あまり期待しているとがっかりする。

IP分散サーバーを借りるのではなく、普通のレンタルサーバーをたくさん借りてIP分散しようという方はこちらのレンタルサーバー一覧を参照して欲しい。正直なところ面倒臭いし、サーバー自体が減ってきているので、メリットが少ないかもしれない。

それでも、ここにあるレンタルサーバーを全て借りれば20~30IPはクラスCで確保できるのではないかと思う。

もっと丹念に借りていけばリストのレンタルサーバーだけでも50IP以上の分散は可能だし、クラスCにこだわらなければ100以上に分散することはできる。クラスCで分けたい場合は特に契約する間隔を開ける必要があり時間がかかる。

例えばさくらインターネットの場合、1ヶ月程度で、サーバーが変わるのだが、IPが連続しているケースも多々ある。

またはプランを変えるのも一つの方法だ。プランごとにサーバーを分けているところはたくさんある。

ただし、レンタルサーバーによってはプラン毎にサーバーがわかれていないところもあり、これらに対応するには、無料お試し期間を活用して希望のIPでない場合は解約するなど、丁寧に契約していかないとなかなか難しい。

IP分散サーバー比較ランキング

CIPサーバー

最大1000IPまで対応したIP分散サーバー。

国内IPは10IP~100IPまで、海外IPは10IP~1000IPまでに対応している。

各サーバーは、1GBの容量で5ドメインまで対応する。ネームサーバーも各IPごとに提供されている。

日本語ドメインも対応する。WordPressも1クリックでインストール可となっている。

速度面にもこだわっている。

後発のIP分散サーバーだけあって、スペックだけ見れば他社よりかなり勝手が良さそうだ。価格も150円/IPとかなり格安だ。

マルチドメインプランとしてドメイン数が無制限になるプランもある。

支払はクレジットカードや銀行振込の他、Paypalにも対応している。

CIPサーバーのプラン一覧

シングルドメインマルチドメイン
国内10IP:2,500円
海外10IP:1,500円
国内50IP:12,500円
海外50IP:7,500円
国内100IP:20,000円
海外100IP:15,000円
海外1000IP:150,000円

上記は提供プランを一部抜粋したもので、実際はもっと細かく対応している。

IQサーバー

クラスC分散1,000IP以上のダントツのIP分散サーバー

1,000IP以上のIP分散に対応したサーバー。2019年3月現在、海外IPは1,400IP、国内IPは500IPの分散に対応している。

ネームサーバーは、オプションにはなるが、AWSを利用した機能で完全分散することにも対応している。

10IPを1セットで契約できるので必要な分だけ契約できる。

ただし、マルチドメインには対応していないし、データーベースはMySQLが1つだけ、ディスク容量も300MBとかなり少なめなので、基本的にはサテライトサイト用のサーバーだといえる。

IQサーバーのプラン一覧

シングルドメインマルチドメイン
10IP:1,500円
50IP:7,500円
80IP:12,000円

123サーバー

クラスC以上でIPアドレスを最大1000サーバーまで分散できるレンタルサーバー

IP分散サーバーの草分け的存在。最大1000IPまで分散できる、恐らくIP数ではトップの分散数だ。サーバーは全て海外で国内のサーバーが希望の場合は別サービスで提供されている。

ネームサーバーは、この会社が借りているサーバー会社ごとに分散されている感じだ。従って数十IP単位でネームサーバーは同じになると思われる。また、筆者が借りていた頃にはIP全体のインデックスを消されたことがあった。恐らくそのIP全体がスパム判定された感じだろう。海外サーバーの場合こういうリスクは少なからずあると思っておいた方がいい。

123サーバーのプラン一覧

シングルドメインマルチドメイン
5IP:2,300円

1000IP:200,000円/月
5IP:6,250円

700IP:546,000円/月

123国内分散サーバーも借りた。

「ネームサーバーは完全分散」と書かれていたので「サブドメインだったりするんじゃないの?」って思っていたが、ちゃんとドメインで分散されていた。ただし、そのドメインはスパムっぽいドメイン名だったりするわけだが・・・(^_^;

でも、分散されてるだけだいぶマシだろう。

SCRS

国内IPアドレスクラスCでの完全分散サーバー マルチドメイン・シングルドメイン

ネットラピュタ株式会社のIP分散サーバーで、国内サーバーで最大120IPに分散される。クラスCで完全分散になっているが、クラスA、クラスBがまったく同じなので、かなり不自然だ。従ってこのIP分散サーバーだけ使うのはあまりオススメはできない。

ネームサーバーも一応分散されていたがサブドメインの異なるネームサーバーをいくつか渡され、その中から好きなのを選んべばいいというタイプの分散だった。サブドメインなので分散になっているかどうかは怪しい。気休め程度だと筆者は考えていた。

ただし運営会社がネットラピュタ株式会社と、他のIP分散サーバー運営会社とは一線を画す安心感はある。

ABCサーバー

国内IPアドレス・クラスC 完全分散マルチドメイン

国内サーバーの100IPに分散されたサーバー。だいたい1サーバーあたり10IP程度載っている感じだ。

ネームサーバーはそのサーバーごとに分かれているが、残念ながらサブドメインだった。IPは結構バラバラになっていたので、ここまで来たらネームサーバーも分散して欲しいものだ。IPは問い合わせすれば開示して貰える。

国内サーバーだから反応はまあまあいい。シングルドメインでいい人にとってはコストが高くつくのがやや難点だ。

123世界分散サーバー

IPアドレス分散はクラスB以上100%を実現

サーバーは世界中に分散しています。分散度ではダントツです。世界中のサーバーを借りているようですので、ネームサーバーも全て異なります。海外のサーバーですので、反応は正直なところ、悪いです。

難点は、サーバーのダウンが結構頻繁に起こることです。1ヶ月の間で200サーバー全てが動き続けることは無いと思っておいた方がいいでしょう。クローラーの頻度を考えたりしてる人などはやめておいた方がいいかもしれません。とにかく不安定なサーバーが多いです。

もう一点は、サーバーの引越しも頻繁に行われることです。これも結構な頻度であります。毎月のようにどこかしら引越し作業させられたりします。よって、WPなど、データーベースをつかうようなサイトは設置しない方が無難です。当たり前ですが、バックアップは必須です。

そうはいっても、IP分散サーバーに求められるのはサーバーの善し悪しではなくて、IPの分散ですから、その点では最強のIP分散サーバーといってもいいでしょう。

A2Zサーバー

国内サーバーでIPアドレス分散をクラスC以上で最大100IPまで分散可能。

国内サーバーの最大100IPに分散されたサーバーだ。サーバー自体は国内を唄っているがIPはどうも海外のIPっぽい。直接借りたわけでもないのだが、ここのサーバーを借りているサーバーのIPは少なくとも海外IPになっていた。

ネームサーバーは同じだ。

サーバーの反応はまあまあでマルチドメイン対応となっている。

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